2014年にハノイ市とホーチミン市で、市民らの注目を集めた、完成または完成間近の重要施設を紹介する。
(C)SOHA,Zing、新国会議事堂 |
<ハノイ市>
◇新国会議事堂:2009年10月に着工され、5年近くかけて完成した。新国会議事堂は地上5階・地下2階建てで、高さ39m、延べ床面積約6万m2の正方形の建物。
◇ハノイ~ラオカイ間高速道路:ノイバイ(ハノイ市)~ラオカイ(西北部ラオカイ省)間高速道路が9月に全線開通した。全長245km。ハノイ~イエンバイ(西北部イエンバイ省)間は4車線、イエンバイ~ラオカイ間は2車線。
◇ノイバイ国際空港第2旅客ターミナル:ノイバイ国際空港の第2ターミナル(T2)がベトナム最大の国際線ターミナルとして12月に開業した(正式開業は2015年1月4日)。地上4階・地下1階建て、延べ床面積は約13万9000m2。年間旅客処理能力は1000万~1500万人。
◇ニャッタン橋:ハノイ市のホン川(紅河)に架かる7番目の橋。幅33.2m(8車線)、全長3.9kmで市内最長の橋梁を誇る。2014年10月の開通予定だったが、2015年に延期された。
◇ボーグエンザップ通り:ノイバイ国際空港~ニャッタン橋間(全長12km、幅70~100m)の幹線道路で、ドンアイン郡とソックソン郡を通過する。ハノイ市人民評議会が7月に、老衰のため2013年10月に死去したボー・グエン・ザップ将軍の名をこの道路に冠することを決議した。
<ホーチミン市>
◇タンソンニャット国際空港~ビンロイ~外環道路(ファムバンドン通り):全長約14kmのうち、グエンタイソン交差点からビンチエウ橋までの6.6km(12車線)が9月に開通した。2015年5月までにゴーズア地区とリンスアン交差点~国道1A号線間の計5.5kmが開通する予定。
◇ホーチミン市~ロンタイン~ザウザイ間高速道路:ホーチミン市~ロンタイン(東南部ドンナイ省)~ザウザイ(同)間高速道路の2車線が12月20日に開通した。ホーチミン市~ブンタウ間の所要時間が、従来の2時間半から1時間20分に短縮された。
◇市内の橋3本の架け替え:ボン橋・レーバンシー橋・ハウザン橋の架け替え工事が完了した。残るキエウ橋も2015年のテト(旧正月)前に完成の見込み。各橋には装飾照明が施されている。
◇サイゴン中央郵便局:フランス統治下時代に建築された建物として知られる。8月から外装塗り替え作業に入っており、2015年のテト(旧正月)前に終了する予定。色は当初の建物と同じ黄色。