外務省のレ・ハイ・ビン報道官によると、アムステルダム発クアラルンプール行きのマレーシア航空17便(MH17)が7月17日、ウクライナ軍と親ロシア分離独立勢力とが対立するウクライナ東部で正体不明のミサイルにより撃墜された事件で、同事件の犠牲者に含まれていたベトナム人親子3人のうち2人の遺体が確認されたという。
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遺体が確認されたのは、ハノイ市出身、オランダのアムステルダム在住でオランダ国籍を持つグエン・ゴック・ミンさん(女性・37歳)とミンさんの娘(17歳)の2人。事件現場で収容された遺体は輸送機でオランダに搬送され、DNAの採取・分析を経て、本人であることが確認された。遺族の要望により、遺体はベトナムで埋葬される見通し。ただしミンさんの息子(13歳)の遺体は未だ確認されないままとなっている。
犠牲となったこの親子は、ベトナムに住む家族と会うためオランダからクアラルンプール経由でハノイ市へ向かう途中で同事件に巻き込まれた。