ホーチミン市の路上屋台で販売されているノーブランド豆乳の大半は、謎の化学物質で作られていて、約90%が食中毒を引き起こす恐れがある。こんな恐ろしい実態が見えてきた。5日付ザンチー紙(電子版)が報じた
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5区にある化学薬品を扱うキムビエン市場に行けば、豆乳の作り方まで丁寧に教えてくれる。豆乳の元になるという粉(または液体)に香料を加えると、見かけも味も豆乳そっくりになる。ノーブランド豆乳の生産者のほとんどは、ここで原料を仕入れていくという。ある販売店の女性は「消費者が本物か化学物質の豆乳かを判別するのは難しい」と話す。
市内の路上屋台や食堂では、ノーブランド豆乳が1日当たり数百万リットル消費されているが、誰も品質を管理していない。市栄養センターによると、最近実施したノーブランド豆乳のサンプル調査では90%近くが大腸菌に汚染されていたという。
大豆から豆乳を生産している施設もないわけではないが、衛生的とは言いがたい。ある医師は「大豆から生産された豆乳でも食中毒になり得る。化学物質ならその物質が食品用としての使用が許可されているか、成分はどれぐらいか、など健康への影響が問題になってくる」と指摘している。