天然資源環境省及びメコンデルタ地方カマウ省人民委員会は13日、カマウ岬国立公園が正式にラムサール条約湿地の認定を受けたと発表した。カマウ岬国立公園は世界で2088か所目、ベトナムで5か所目のラムサール条約湿地となる。15日付ラオドン紙(電子版)が報じた。
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カマウ岬国立公園は、カマウ省ゴック郡のダットムイ村、ビエンアン村、ダットモイ村、ラムハイ村の4村にまたがる総面積4万1862ヘクタールの湿地帯。ここは、鳥類93種、爬虫類43種、両生類9種、魚貝類252種などの繁殖地となっている。
カマウ岬国立公園のチャン・クオック・トゥアン園長によると、カマウ岬国立公園の湿地帯は堆積により年々面積が拡張しており、ラムサール条約湿地の中で唯一の「拡張し続ける湿地」で、貴重な研究の場となっているという。また、カマウ岬国立公園は2010年4月に国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)より世界生物圏保護区にも指定されている。
ラムサール条約湿地は、水鳥の生息地として国際的に重要な湿地やそこに生息する動植物の保護を目的として制定されたラムサール条約により指定された湿地のこと。ベトナムは1989年にラムサール条約に加盟している。