米シカゴを本部とする個人慈善基金団体マッカーサー基金は2日、公式ウェブサイトで奨励金(通称:ジーニアス賞)の授与者23人を発表した。1人当たりの奨励金は総額50万ドル(約3900万円)。今年はニューヨーク州にあるバード大学の写真学科で教鞭を振るう越僑女性、ミー・アン・レー教授(52歳)がこの栄誉に輝いた。3日付タインニエン紙(電子版)が報じた。
(C) Thanhnien, 受賞したミー・アン・レー教授 |
(C) Thanhnien 代表作品「救助」 |
同賞の受賞者には、年齢や出身地、職業とは無関係に、創造性とオリジナリティ、また将来的に重要な貢献が期待される人物が選ばれる。
レー教授は1975年、15歳のとき渡米。その後、スタンフォード大学芸術学科を卒業し、同大学の生物科学科で修士課程を修了。1993年には、イェール大学で芸術学科の修士課程を修了している。
レー教授は1997年にジョン・サイモン・グッゲンハイム記念基金を授与するなど既に米国国内で高い評価を得ており、これまでに、◇サンフランシスコ近代美術館、◇シアトルアートギャラリーなど名立たる美術館で個展を開いている。