物価上昇により、幼稚園を始めとするホーチミン市内の複数の教育施設で相次いで給食費が引き上げられている。8日付ザンチーが報じた。
教育施設では給食費の上昇を抑えるため、市場に多く出回っている旬の食材を使用しているほか、価格安定化プログラムの対象となっている品目を購入するなど工夫しているが、市内の食糧・食品全体の価格が上昇の一途を辿っているため、多くの教育施設は給食費の引き上げを余儀なくされている。
幼児や児童の成長に十分な栄養分が摂れる給食を確保するためには給食費の引き上げはやむを得ないこととされているが、貧困層が多い郊外の施設では給食費の引き上げが難しいことから、給食の献立が粗食化されることによる幼児・児童の成長への影響が懸念されている。