ベトナム航空のファム・スアン・ドク副社長は3月27日、盗品運搬などの罪でさいたま地裁から懲役2年6カ月、執行猶予4年、罰金50万円の有罪判決を受けた同航空副機長のダン・スアン・ホップ被告がベトナムに強制送還され次第、同被告を解雇処分にするとともに、パイロット養成費用の返還を求めることを明らかにした。
ドク副社長によると、ベトナム航空にはパイロットが業務中同航空の名誉や信用を傷つける違反行為を犯した場合、その養成にかかった経費約10万米ドル(約1000万円)を返還しなければならない罰則規定があるという。
ホップ被告は2008年1月と7月、大阪府内のホテルで盗品であることを知りながら化粧品を受け取って運んだほか、盗品のビデオテープを買い取っていた。