- ベトナムを拠点にアジア圏で事業拡大
- 現地の栽培作物に最適化した製品開発
- 両社の強みを活かしアジア圏の農業に貢献
![](https://www.viet-jo.com/image/provinces-vn/LONG-AN-265.jpg)
1884年創業のファインケミカルメーカーである井上石灰工業株式会社(高知県南国市)は1月23日、今後人口が増加し農業生産の重要性が増すアジア圏での事業拡大を目的として、ベトナムの農業市場で強いマーケットポジションを持つBMCグループ(BMC Group、南部メコンデルタ地方ロンアン省)との間で合弁契約を締結し、合弁会社の設立を決定した。
![]() (C) 井上石灰工業 |
井上石灰工業は、果樹などの栽培で用いられる農薬ICボルドーを開発しており、日本をはじめアジア圏で30年近くにわたり農業の現場で利用されている。
今回の契約によってBMCグループと合弁会社を設立し、井上石灰工業の有する農薬開発・品質管理・販売のノウハウとBMCグループの有するベトナムでの生産能力・販売能力を融合して、ベトナムを拠点にアジア圏で事業を拡大していく。
合弁事業の始まりとして、ベトナムの栽培作物に最適化した新規開発品を用いて年間売上高1000万USD(約15億4000万円)を目標に活動し、両社の強みを活かしてアジア圏の農業に貢献していく。