毎日新聞などによると、つくば市のNPO法人「つくばアグリチャレンジ」は、30日にオープンするホーチミン市7区フーミーフン新都市区の商業施設「クレセントモール」で、福島第1原子力発電所事故の風評被害に苦しむ茨城、福島両県の食材を使ったライスバーガーの試食イベントを開催する。放射線測定器で全品検査したライスバーガーを海外に紹介し、安全性をPRすることで、風評被害を払拭したい考えだ。
このライスバーガーは、同NPO法人が両県の食材を使って商品化したもの。28日には放射線測定器でライスバーガーの検品を実施。30日には検査済みの100食を提供する予定だという。
今回のイベント開催について、同NPOの五十嵐立青代表理事は「国内の消費者は政府やメディアの情報に懐疑的である」と指摘。検査済みの商品を海外に紹介し、受け入れの実績を積み上げることで、国内の風評を払拭、いずれは全品検査体制の構築につなげたいという。