- 税務管理の行政決定の強制執行で出国禁止
- 当局とバンブー航空が会合、打開策協議
- 納税を約束、出国禁止措置の解除を決定
地場不動産デベロッパーFLCグループ[FLC](FLC Group)傘下のバンブー航空(Bamboo Airways)のルオン・ホアイ・ナム最高経営責任者(CEO)に対する出国禁止措置が解除された。南中部沿岸地方ビンディン省税務局が16日に措置の解除を決定した。
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同局はこれに先立ち、バンブー航空が納税義務を履行していないとし、税務管理に関する行政決定の強制執行のため、同氏に対する出国禁止措置の適用を決定した。これに伴い、同決定について公安省傘下の出入国管理局に通知した。
同措置は9月11日から同社が納税義務を完了するまで適用されることになっていた。
ビンディン省税務局とバンブー航空は10月15日、同省人民委員会のファム・アイン・トゥアン主席の主催のもとで会合を開き、打開策を協議した。同社は会合で、ロードマップに従い税金を納付することを約束し、商業銀行も同社が月々の分割で納税義務を履行することを保証している。
同局はこれを踏まえ、16日にナム氏に対する出国禁止措置の解除を決定した。
なお、ナム氏はロシアで航空学の博士号を取得しており、航空・観光分野で30年以上の経験を有している。旧ジェットスター・パシフィック(Jetstar Pacific Airways=JPA、現パシフィック航空=Pacific Airlines)社長やハイアウ航空(Hai Au Aviation)社長などを歴任した後、2023年10月にバンブー航空CEOに就任し、同社の再編を進めている。