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外国語を学ぶとき、「私は学生です」「これは教科書です」といった状況を説明する言葉は最初の段階で覚え、語彙が増えればどんどん使えるようになっていきますが、日常会話に最も出てくる今の気持ちを表す言葉は、しっかり覚えたと思っていても、今自分の気持ちを伝えたいときにとっさに言葉が思い浮かばず、もどかしい思いをすることが多いように思います。そこで、頭の引き出しから出しやすくするために、気持ちを表す言葉だけを集めてみました。
感情を表すベトナム語
日常生活でよく使う感情表現について代表的なものを、覚えやすいようにそれぞれ一つまたは二つだけ挙げてみました。
嬉しい・楽しい:vui(ヴーイ) 楽しい:thích thú(ティックトゥー)
興味がある:hứng thú(フントゥー)
悲しい、寂しい:buồn(ブオン)
好き:thích(ティック)
嫌い:ghét(ゲーッ)
怒った:tức giận(トゥッザン/トゥックヤン)
いらいらする:bực mình(ブックミン)
がっかりした:thất vọng(タットヴォン)
残念な:tiếc(ティエック)
退屈な:chán(チャーン)
憂鬱な:chán nản(チャンナン)
怖い:sợ(ソ)
心配な:lo lắng(ローラン)
孤独な:cô đơn(コードン)
驚いた:ngạc nhiên(ガックニエン)
恥ずかしい:mắc cỡ(マッコ―), xấu hổ(サウホー)
満足した:hài lòng(ハイロン)
安心した:yên tâm(イエンタム/インタム)
誇らしい:tự hào(トゥハオ)
わくわくする:nôn nao(ノンナオ)
どきどきする:hồi hộp(ホイホップ)
気持ちが良い:thoải mái(トアイマイ)
心地よい:dễ chịu(ゼーチウ/イエーチウ)
申し訳ない:cảm thấy có lỗi(カムタイコーロイ) ※直訳「過失があるように感じる」
つらい:khổ sở(コーソー)
疲れた:mệt mỏi(メットモーイ)
不愉快な:khó chịu(コーチウ)
自分の感情を簡単に表現したいとき、単語だけ言うと誰が悲しいのかはっきりしないので、主語である「私」=「Tôi」などの人称の後に続けて言います。例)Tôi vui.(私は嬉しい)
また、「~に感じる」としたいときは、「Tôi cảm thấy(カムタイ)~」とすると良いでしょう。
例)Tôi cảm thấy mệt mỏi.(私は疲れを感じます)
感情をより強調したいとき
今の感情をもっと強調したいとき、例えば「とっても嬉しい!」「悲しすぎる!」などと言いたい時は、語尾に「とても」を意味する「lắm(ラム)」や「quá(クワ)」を付けて表現することができます。今まさに感じている気持ちを吐露する場合は、「quá(クワ)」のほうを使います。
例)Buồn lắm ! / Buồn quá ! (とっても悲しい!)
更にもっと強調したいときは、「ものすごく」という意味の「ghê(ゲー)」をつけます。元々は「ものすごく恐ろしい」という意味を持つ言葉です。
例) Buồn ghê ! (ものすごく悲しい!)
同じく、ものすごく(恐ろしい)という意味の「dữ(ズー/ユー)」を付けて表現することもあります。
例) Tết ở nước ngoài buồn dữ lắm! (テトに外国にいるのはものすごく寂しい!)
Sao buồn dữ vậy ? (なんでそんなに悲しんでいるの?)
また、ベトナム独特の表現で「~ ơi là ~」という言い方があります。「ơi(オーイ)」は呼びかけの言葉、「là(ラ)」は日本語でいうと主語を表す「~は」の意味。日本語に直訳するのは難しいですが、「(悲しすぎて)思わず呼びかけてしまう」という状況なので、「(悲しくて)たまらない」といったニュアンスになります。
例) Buồn ơi là buồn. (悲しくてたまらない)
Thích ơi là thích. (好きでたまらない)
自分の気持ちを相手に伝えるのは、お互いを知り合うための大事な一歩。とっさに感じたことをすぐに伝えられるように覚えましょう!