のんびりビンクオイリゾート~サイゴンからお手軽旅行~

2015/10/23 JST配信

日本に比べて祝日が極端に少ないベトナム。遠くに行く時間はないけれど、週末だけでも都市の喧騒から離れてのんびりしたい・・・なんて思ったりしませんか? そこで、ホーチミン市周辺で、 体力的にも懐にも優しい週末1泊旅行 におススメのスポットを紹介します。今回は、ホーチミン市ビンタイン区のサイゴン川に突き出たような形の タインダー半島(Bán đảo Thanh Đa) にある *ビンクオイ・リゾート です。

車で僅か40分!

週末旅行で移動に時間がかかるとくたびれてしまうし、のんびりできませんよね。ビンクオイ・リゾートの良いところは、ホーチミン市の中心から車で僅か40分ほどで行くことができるという点です。でも、タクシーで40分の距離となると、結構お金がかかってしまう・・・と心配になりますが、ご安心を。ベンタイン市場前のバスターミナルを通る路線バスがあり、5000VND(約27円)でリゾートの目の前まで行くことができるんです。

(C) NgBK

44番 の少し小さめのバスに乗ります(タンソンニャット空港行きバスの隣)。1日170便、朝5時15分から夜19時30まで、8~15分間隔で運行しています。始発は4区になっていますので、ベンタイン市場より南に住んでいる場合はもっと手前から乗車も可能。路線図は こちら で確認を。

終点はタインダー半島先端の船着場になっていますので、終点の手前で降ります。車掌さんに 「Khu Du Lịch Bình Quới 2(クーユーリック ビンクオイ ハイ)」(ビンクオイ2リゾート) と伝えておくと良いでしょう。

(C) NgBK

こちらがビンクオイ2リゾートの前。道の突き当たりがサイゴン川を渡るフェリー乗り場です。フェリーに乗って川を渡ってみるのも面白いですよ。

ビンクオイリゾートは3つある

ビンオイリゾートは、実は1~3の3つあります。宿泊施設があるのは ビンクオイ2 です。 ビンクオイ1 は無料で入場できる大きな庭園やベトナム情緒溢れるレストランがあり、週末には屋台ブッフェが開催されます。ビンクオイ3リゾートは主に、披露宴などパーティー向けのレストランになっています。

ビンクオイ2の宿泊施設

(C) NgBK

こちらがビンクオイ2リゾートの入り口です。入り口の両脇には・・・

(C) NgBK

左手に蓮、右手に睡蓮の池が広がっていて、一気にリゾート気分が高まります。

(C) NgBK

右手にレストランとプールを見ながらどんどん奥に進むとレセプションが見えてきます。

(C) NgBK レセプション

部屋は全てバンガロータイプで、スタンダード、スーペリア、デラックスの3種類。

(C) NgBK

この時は8月だったのですが、ホテル予約サイトを利用してスーペリアが1室3200円ほど。もっと安い時期もあり、スタンダードなら2000円台で泊まれます。(朝食は付きません)

(C) NgBK

こちらが今回泊まったお部屋。

(C) NgBK

思った以上に広々としています。小さな子供を1人を含む家族2人で行きましたが、子供が暴れても下に響く心配もなく(下は水ですので・・・)、安心です。デラックスルームだと、ソファーやベランダもついているようです。

蚊がたくさんいるかと思ったのですが、気にするほどでもなく、一度も刺されませんでした。気になる方は 虫除け を持って行きましょう。

(C) NgBK

スーペリアはシャワーブースのみですが、スペースがかなり広い。デラックスだとバスタブがあるようです。湯量は十分で、途中で冷水に切り替わるなんてことはありませんでした。難点は、シャワーブースの下から水が流れ出てしまうことでしょうか。

のんびりするもよし、スポーツで汗をかくのもよし

(C) NgBK

テニスコートがあるので、テニス仲間と一緒に来ても楽しいですね。

ベトナムの人たちは綺麗な景色を見ながらのんびりしたり、写真撮影にいそしんでいました。

(C) NgBK

そして嬉しいのはやっぱりプール! このときは夏休み中ということもあり、かなりの人出でしたが、普段はこんなに混み合っていないと思います。

(C) NgBK

子供用プールもあるので、安心です。

(C) NgBK

利用前にレセプションでプールチケットを受け取ってください。料金を支払えばビジター利用も可能です。

食事が充実!

そして、旅の目的はやはり食事ですよね。アラカルトのレストランに加え、週末の夜はビュッフェレストランを楽しめます。

(C) NgBK

ついた日はちょうどお昼時だったので、アラカルトのレストランで、Bún thịt nướng chả giò(ブンティットヌオンチャーゾー、焼いた豚肉と揚げ春巻きを載せた汁なし米麺)とMì xào hải sản(ミーサオハイサン、海鮮焼きそば)を注文。安くはないけど中心街のレストランほど高くもなく、ボリューム満点でおいしかったです。

そして夜は週末ビュッフェレストランへ。夕方5時からやっていて、時間制限は特に設けられていません。料金は、大人27万VND(約1450円)、子供14万VND(約760円)、140cm以下の子供は無料。これも、中心街の値段を考えるとかなり安い。

(C) NgBK

海鮮料理がメインになっていて、ベトナム情緒たっぷり。

(C) NgBK

エビを焼いているところ。

(C) NgBK

海鮮がメインなんですけれど、お肉の串焼きがやたらおいしくて、何本もおかわりしてしまいました。

(C) NgBK

こちらは日本で「風船おこわ」と呼ばれているXôi chiên phồng(ソイチエンフォン)。メコンデルタの名物料理です。はさみで一口サイズに切って食べます。ほのかに甘く、香ばしくておいしいですよ。おやつみたいですが、ベトナムでは焼き物と一緒に食べます。

(C) NgBK

麺類だって、いろいろあります!

(C) NgBK

そして充実のデザート! チェー(ベトナムぜんざい)だけで8種類ぐらいありました。

(C) NgBK ビンクオイ1

また、歩いて15分ほどの ビンクオイ1 まで足を伸ばせば、週末の夜はベトナム南部料理のビュッフェ形式屋台村が楽しめます。料金は大人1人27万VND(約1550円)、子供1人15万VND(約860円)、身長120cm未満の子供は無料です。アラカルト料理を堪能できるレストランもあります。

<番外編>

宿泊には朝食がついていなかったので、翌日の朝はリゾートの前の道を右方向に歩いて行き、最初に見つけた店へ。

(C) NgBK

Hủ tiếu(フーティエウ=米麺)とBò kho(ボーコー=ビーフシチュー)を注文。前夜詰め込みすぎた胃もほっと一息です。

(C) NgBK

周辺のアクティビティ

何といってもおススメなのは、以前別の記事で紹介した *エビ釣り です!

(C) NgBK

釣ったエビをそのまま味わうことができます。それ以外のお料理も充実しています。

(C) NgBK

魚釣りも楽しめますよ。

(C) NgBK

それから、ビンクオイ1 に行くと、ベトナムらしい庭園を散策することができます。入場は無料です。

(C) NgBK

結婚写真の定番撮影スポットになっていて、ベトナムの人たちは一日中記念撮影をしながら楽しんでいます。

(C) NgBK

ボート遊びや魚釣りのアクティビティもあります。

(C) NgBK

遠出するのはおっくうでも、片道40分のお金のかからない1泊旅行だったら、アクセク動かずのんびりと楽しめるのではないでしょうか。ぜひお試しを。

ビンクオイ通りは秋の大潮の時は冠水する可能性がありますので、新月・満月前後にお越しの際は移動の時間帯に気をつけてください。 参考記事: ホーチミン市冠水マップ~秋の大潮の日は要注意~

<関連記事>

エビ釣り合コンはいかが? ~サイゴンっ子の週末遊び~

路線バスを乗りこなそう!~無料アプリ「BUSMAP」~