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ホーチミン市交通運輸局は、旅客の往来需要増に応えるべく、9月中旬より、同市タンソンニャット国際空港と1区中心部の9月23日(ハイバータンチン)公園を結ぶ「109番」のバスの運行を再開させると明らかにした。「109番」バスは、新型コロナの感染拡大に伴い、一時運行停止となっていた。
空港周辺の交通状況は複雑化しており、客引きに応じて無認可の白タクなどに搭乗した旅客が、高額な運賃を請求されるなどのトラブルが多発していた。交通運輸局は調査を通して、ピーク時に空港のバスやタクシーが不足していると評価。同地区では、公共交通機関の利用があまり優先されていない現状を確認した。
こうした現状から、交通運輸局は空港と市中心部を結ぶ「109番」バスの運行再開を決定。これにより旅客の往来需要に応えるだけでなく、交通渋滞の緩和にもつなげたい考え。このほか、当局は空港から市内各地を結ぶ路線バスの増便なども検討している。