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交通運輸省傘下のベトナム民間航空局(CAAV)によると、4月30日の南部解放記念日と5月1日のメーデーに伴う4月30日から5月3日までの4連休中における全国の空港の航空旅客数は110万人で、前年の連休と比べて▲3.3%減少したものの、観光業の回復に寄与した。貨物取扱量は同+7.5%増の1万5900tだった。
主要空港を見ると、ホーチミン市タンソンニャット国際空港の便数は同▲7.5%減の2515便、旅客数は同+3.0%増の37万5000人、貨物取扱量は同▲12.0%減の4900tだった。
また、ハノイ市ノイバイ国際空港の便数は同+4.0%増の1959便、旅客数は同▲4.0%減の24万人、貨物取扱量は同+55.0%増の9600tだった。
南中部沿岸地方ダナン市ダナン国際空港の便数は同▲13.0%減の693便、旅客数は同▲8.0%減の9万4800人、貨物取扱量は同▲36.0%減の316tだった。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)発生前の状態まで回復したとは言えないものの、全国的にニューノーマル(新常態)に移行したことを背景に、航空旅客数はここ数か月の間に著しく回復し、観光業の収入も改善している。
ホーチミン市観光局によると、同市は連休中に18万6800人の国内観光客と約1万3200人の外国人観光客を迎え入れた。市内の観光地や遊園地の訪問者数は42万人に達した。宿泊客は9万5000人と推定され、宿泊施設の稼働率は65~70%と推定される。
4連休中における市の観光収入は1兆6100億VND(約91億円)と試算される。なお、市は2022年通年に、国内観光客1800万~2500万人と外国人観光客350万人を迎え入れることを目標に掲げている。