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中部ダナン市文化スポーツ観光局によると、同市では観光開発が進んでいる影響でホテルが乱立しており、1つ星~2つ星ホテルが供給過剰の状態に陥っている。5日付サイゴンタイムズ紙(電子版)が報じた。
一方、3つ星~5つ星ホテルは参入の余地が残されている。同局の統計によると、同市には現在、355軒のホテルがあり、このうち300軒が1つ星~2つ星ホテルで、3つ星~5つ星ホテルが占める割合は小さなもの過ぎない。
近年、同市を訪れる観光客は増加の一途を辿っており、3つ星~5つ星ホテルへの需要も増加傾向にある。そんな中、1つ星~2つ星ホテルの経営状態はというと、観光シーズンですら満室にならないという、かなり厳しいものになっている。
同局のチャン・チー・クオン副局長はこの状況について、「過去数年の間に、多くの零細投資家がダナン市で1つ星~2つ星ホテルを建設した。しかし、ホテルの乱立により、このレベルのホテルの客室稼働率は現在、大きく低下してしまった」と述べた。
なお、同局によると、国内外から同市を訪れる観光客数は年平均+20%のペースで増加しており、今年の観光客数は約320万人に達する見込み。同市のホテル客室数は2011年と2012年の2年間で3000室増加し、今年は更に1700室から2000室が新たに市場に投入される見通し。