公安省はこのほど、航空各社に対して、国外からベトナムに乗り入れる航空機の乗客に関する個人情報を事前にベトナム関連当局に提出する「API」( Advance Passenger Information System)義務化の開始時期を12月1日からに延期するよう政府に提案した。16日付VNエスプレスが報じた。
政府は今年4月、「API」の提出義務付けに関する議定第27号/2011/ND-CPを公布しており、6月1日から施行されることになっていた。同省は延期の理由を義務化決定から、運用までの準備期間が短く、「API」受信・処理システムの設置準備が完了しなかったためと説明した。
なお、「API」により提供が義務付けられる個人情報は、▽旅客情報(氏名、生年月日、国籍、出入国関連書類等)、▽フライト情報(航路、フライトナンバー、搭乗した旅客数)――などとなっている。