世界最大級のホテルチェーン「アコーホテルズ」は、同社の高級ホテルブランド「Mギャラリー」をベトナムで展開すると明らかにした。国内初の「Mギャラリー」は、メコンデルタ地方キエンザン省フーコック島の「ラ・ベランダ・リゾート」。
同社でベトナム・フィリピン・韓国・日本の各市場を担当するパトリック・バセット氏は、「Mギャラリー」ブランドを冠する際に重視するのは、デザイン、歴史、将来性、場所の4つの要素だと話す。ベトナム初の案件として「ラ・ベランダ」を選んだのは、フーコック島のズオンドンビーチという良好な立地条件に加え、リニューアルによる集客アップが期待できるためとしている。
「Mギャラリー」ブランドは2008年9月にスタート、同ブランドのホテルはこれまでに世界19カ国・地域で27軒に上り、同社は来年中に40軒にまで増やす計画。アコーホテルズは現在ベトナムで「ソフィテル」、「ノボテル」、「メルキュール」の各ブランドのホテル11軒を運営しているが、まもなく「Mギャラリー」と「プルマン」が加わる予定だ。