政府はこのほど、中部・フエ市の南約60キロにあるバックマー国立公園の面積拡大に合意した。公園の範囲はクアンナム省方面とナムドン山岳地帯方面へ拡張され、総面積は現在の2万2000ヘクタールから3万7000ヘクタールになる予定。
バックマー国立公園は、1万ヘクタールほどが熱帯及び亜熱帯モンスーン林で、世界的にも希少な動植物種が多く生息しており、ベトナムや世界の「レッドブック」(絶滅危惧種リスト)に掲載されている種類も少なくない。今回の公園面積拡大計画は、こうした貴重かつ多様な動植物及び生態系を保護することが主な目的。