保健省と国連合同エイズ計画(UNAIDS)は20日、「アジアにおけるエイズ発生状況報告」を発表した。それによると、現在ベトナム全国のHIV(エイズウイルス)感染者数は13万3000人以上に上り、うちエイズ発症者数は約2万7000人、1万5000人がすでに死亡している。HIV感染者は国内のすべての省・中央直轄市に分布し、郡・区レベルの約96%に存在する。また、20~39歳の年齢層が感染者の約78%を占めている。
UNAIDSによれば、ベトナムはエイズ予防法を持つアジア3カ国のひとつであるものの、HIV感染者を社会的偏見から守るには、同法のより一層の改善が求められるという。