10日、ハノイで行われた国連人口基金とベトナム教育訓練省がかねてから進めてきた家族計画の普及、未成年者への教育、保健プロジェクトの総括で、未成年者同士の結婚、思春期の望まない妊娠、出産、性交渉の低年齢化、人工中絶等の問題をいかに減らしていくかが緊急かつ重大な課題であると報告された。
ベトナムでは現在、人口の約23%(約1600万人)が未成年者であり、未成年者の約11.2%が日常的に性交渉をもっているとされている。また、約12万6000人もの少女達が18歳未満で結婚し、毎年およそ30万人が10代で妊娠、出産している。また、人工中絶をする女性の30%が未婚女性だという統計結果もある。