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- ダナン国際空港に母乳育児用の授乳室設置
- 防音仕様、扇風機やテーブル・椅子も
- 授乳室は最大4人利用可能、2人以内が快適
5月19日の「世界母乳ドネーションデー(World Human Milk Donation Day)」にあわせて16日、南中部沿岸地方ダナン市ダナン国際空港の国際線ターミナルで、授乳室がオープンした。従来のベビールームのほかに、ベトナムの空港で母乳育児を念頭に置いた授乳室が設置されるのは初めて。
母乳をあげたくても、混雑した場所や衛生的ではない場所ではあげにくく、母親たちは授乳・搾乳するためにプライバシーが確保され、衛生的である場所を必要としていた。ところが、ある母親が言うように「空港やショッピングセンターなど広い公共施設では、授乳・搾乳する場所を見つけるのは大変で、トイレを使わなければならないこともあり、とても不便」というのが現状だ。
ダナン国際空港国際線ターミナルでは今回、出入り口や待合席の近くに6つの授乳室が設けられた。ベビーカーのような形状で、トイレからは距離を置いた手洗い場近くに設置されており、壁は防音が施され、扇風機やリラックスできるテーブルと椅子が備えつけられている。1つの授乳室には最大4人の母親が入れるが、2人までの利用が最も快適だという。
ダナン国際空港のドー・チョン・ハウ副社長は、今回設置された授乳室が、母子のための空間を補完し、母親たちのニーズに最大限応えるものになると話している。