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ホーチミン市タンソンニャット国際空港では1日から、パスポートを読み取って出入国手続きを行う自動化ゲートの試験運用が正式に始まった。ベトナム国内で自動化ゲートが設置されたのは同空港が初めて。
自動化ゲートでは、機械にパスポートをスキャンするだけで、わずか20~35秒で出入国手続きが完了する。
現段階では、自動化ゲートはベトナム人向けの運用となっている。ICチップ付きパスポートの所有者は登録不要でそのまま自動化ゲートを利用できるが、ICチップなしパスポートの所有者は初回に限り手動で情報を登録する必要がある。登録の所要時間は約2~4分で、パスポートや指紋・顔のスキャンを行う。
なお、同空港には出国者用5台と入国者用5台の計10台が設置されている。自動化ゲートの運用により、出入国審査場の混雑緩和や空港関係者の業務の効率化などにつながるものと期待される。