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ホーチミン市タンソンニャット国際空港で19日、空港構内で営業しているタクシーの検査が行われ、規定に違反するタクシーメーターを車内に取り付け、本来の運賃の10倍の料金を請求していたタクシー2台が摘発された。
この事態を受けてタンソンニャット国際空港は21日、関連機関と会議を開き、2台が所属する「サイゴンツーリストタクシー(Saigontourist)」と「サイゴンチープタクシー(チープタクシー=Cheap Taxi)」の2社に対し、22日午前0時から同空港構内での営業を停止することを決めた。停止期間は新たに通知するまでとした。
さらに、大手旅行会社のサイゴンツーリスト(Saigontourist)グループは21日、同社の登録商標をサイゴンツーリストタクシーが使用しているのは知的財産権の侵害に当たるとして、ホーチミン市人民裁判所に提訴した。サイゴンツーリストグループは1999年から「SAIGONTOURIST」の商標を使用している。
サイゴンツーリストグループによると、サイゴンツーリストタクシーはサイゴンツーリストグループの傘下企業ではなく無関係であり、サイゴンツーリストグループのロゴや社名を無断使用しているという。
サイゴンツーリストグループは2016年から2017年にかけて、サイゴンツーリストタクシーに対し商標の使用を止めるよう何度も要求したが、協力を得られなかったため、今回提訴に踏み切った。