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交通運輸省傘下のベトナム民間航空局(CAAV)は、公安省傘下の社会秩序行政管理警察局(C06)と協力し、北部紅河デルタ地方ハイフォン市カットビー国際空港でICチップ付き身分証明書(IDカード)による顔認証を利用した搭乗手続きを試験的に導入した。
3月末までに試行の実施対象となる空港数を増やし、成果を評価した上で2023年末までに全国の空港で本格的に展開するという。
搭乗手続きは、利用者が専用チェックインカウンターでICチップ付き身分証明書をスキャナーに通すという流れ。保安検査場でセキュリティチェックを受ける際も同様の流れとなる。
なお、ICチップ付き身分証明書を利用した顔認証の導入により、係員の目視による本人確認やチェックイン時の所要時間が短縮でき、手続きの効率化や乗客の利便性向上、混雑の緩和などに繋がる。さらに、偽造書類による搭乗を未然に防ぐなど不正防止の強化にも寄与する。