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ホーチミン市タンソンニャット国際空港は28日から、配車アプリを介したチャーター車両に対し、駐車場の上層階で乗客を乗り降りさせることを禁止した。今後は上層階ではなく、1階の「D1車線」または「D2車線」で乗車することとなる。
空港当局が同規定を打ち出した背景には、配車アプリを介した多くのチャーター車両や無認可の白タクが駐車場に乗り入れ、運転手自ら客引きし、高額な運賃を提示するなどの問題が発生していたことがある。
配車アプリを介したチャーター車両を1階に誘導することで、管理を効率化させるとともに、運転手による不正を防ぎ、乗客の利便性と安全性を高めることが狙い。
同日には1階のD1車線とD2車線で、「グラブカー(GrabCar)」や「ビーカー(beCar)」などの配車アプリを介したチャーター車両の担当者が、混雑防止のために自社車両の手配に当たる光景が見られた。
なお、ホーチミン市交通運輸局と空港当局は、グラブとビーに対し、乗客が乗り場を容易に把握できるよう、アプリ上に「D1車線」と「D2車線」を空港からの乗り場として明確に表示させるよう指導した。