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ホーチミン市人民委員会(市役所)は8日、政府に公文書を送付し、この中で同市に対する海外からの観光客受け入れ再開試行、および国際線定期便の運航再開を認めるよう要請した。これが認められれば、12月中にも実施したい考えだ。
市は今回の提案を行った根拠として、◇市が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を効率的に制御しており、市全体の感染流行レベルが「レベル2」(中リスク:イエローゾーン)となっていること、◇市民のワクチン接種率が高いこと、◇医療面などで各種リソースを確保しており、新型コロナ対応で豊富な経験を有していること、◇ホテルなど施設面が整っていることなどを挙げている。
また市人民委は、交通運輸省がこれに先立ち政府に提出した国際線の定期便運航再開計画案に概ね同意した。
交通運輸省の案によると、第1期(12月15日以降の2週間)では、◇北京(中国)、◇東京(日本)、◇ソウル(韓国)など9路線の国際線定期便を運航し、ノイバイ国際空港(ハノイ市)とタンソンニャット国際空港(ホーチミン市)を受け入れ空港とする。第2期(2022年1月以降)では、6路線を追加して計15路線とし、受け入れ空港の数も増やす。
市人民委はこの他、ワクチンパスポートを有する同市への入国者の取り扱いについて、外交官・外国人専門家が入国する際、またはベトナム国民や在外ベトナム人が帰国する際、滞在先や自宅などで7日間以上の自主隔離と健康観察を行うことを提案した。