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茂木敏充外務大臣は13日に開かれた記者会見で、ベトナムに約100万回分の新型コロナウイルスワクチンを追加供与することを発表した。このワクチンは15日に日本から出荷され、16日早朝にホーチミン市タンソンニャット国際空港に到着予定。
今回供与されるのは、英アストラゼネカ(AstraZeneca)製のワクチン。すでに供与済みの約200万回分を加えると、日本からベトナムへの供与ワクチンは合計約300万回分となる。
これに先立つ12日、山田滝雄駐ベトナム日本国特命全権大使とグエン・タイン・ロン保健相との間で、ワクチン供与に関する書簡の交換がハノイ市で行われた。
ベトナムは今年2月から現在までに、◇英アストラゼネカ、◇露スプートニクV(Sputnik V)、◇米ファイザー(Pfizer)、◇米モデルナ(Moderna)、◇中国シノファーム(Sinopharm)のワクチン計約900万回分を調達したことになる。
なお、保健省の13日の発表によると、ベトナム国内ではこれまでに400万回分余りのワクチンが使用された。このうち1回目の接種を受けたのは380万人余りで、2回目の接種を終えたのは約28万人となっている。