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地場不動産デベロッパー大手FLCグループ[FLC](FLC Group)傘下のバンブー航空(Bamboo Airways)は25日、上層部の了承のもとで社内規定を破り、生まれたばかりの未熟児を離島から本土の病院まで輸送した。
同日、生まれたばかりの未熟児を抱いた女性ら3人組が、東南部地方バリア・ブンタウ省コンダオ島(郡)コンダオ空港を訪れ、バンブー航空の責任者にホーチミン市タンソンニャット国際空港まで乗せてほしいと請願した。
3人はこの新生児の母方の祖母と叔母、看護師だった。社内規定では、生後14日未満の新生児や保育器の使用が必要な未熟児の搭乗は認められていないが、コンダオ島では未熟児を保護するための医療環境が整っていないため、責任者はバンブー航空副社長に確認し、了承を得た上で3人の要求に応じた。
責任者は客室乗務員(CA)に対し、飛行中に未熟児らをサポートするよう指導するとともに、タンソンニャット国際空港に連絡を入れ、一行をホーチミン市第2小児病院まで輸送する救急車の手配を依頼した。
未熟児らを乗せた航空機は午後7時5分にタンソンニャット国際空港に到着。40分後、看護師からバンブー航空に「赤ちゃんは無事に集中治療室に入った」との連絡があったという。