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保健省の1日午後の発表によると、海外からの入国者14人が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染していることがわかった。2日午前の発表では新規感染例はなかった。
2日午前の時点で国内の累計感染者数は2617人。1月28日以降に確認された市中感染は13省・市の計910人で、このうち726人が北部紅河デルタ地方ハイズオン省で確認されている。
新規感染者14人はいずれもベトナム人で、うち13人は3月29日に同じ便でフィリピンから南部メコンデルタ地方カントー市カントー国際空港に到着した。到着後、1人は同地方カマウ省で、12人は同地方ベンチェ省で隔離措置を受けていた。
残る1人は3月30日に南部メコンデルタ地方キエンザン省ハーティエン市のハーティエン国境検問所を通じて陸路で入国し、同省で隔離措置を受けていた。
新型コロナウイルスワクチンの共同調達に関する国際的な枠組みである「コバックス・ファシリティ(COVAX Facility)」から調達するワクチンの第1弾となる81万1200回分が、1日午前にハノイ市ノイバイ国際空港に到着した。
ワクチンは英国アストラゼネカ(AstraZeneca)製で、ノイバイ国際空港に到着した後は中央衛生疫学研究所で保管されている。今後、所定の検査を経て保健省が省・市への配分を調整する。
当初は3月25日に第1弾の137万回分がベトナムに到着する予定だったが、供給不足により計画に遅れが生じている。コバックス・ファシリティは5月末までに、数回に分けて計417万6000回分をベトナムに配分する見込み。また、別途30万回分を2021年末から2022年年初にかけてベトナムに配分する。
なお、新型コロナウイルスワクチンの接種状況について、3月8日から4月1日までに19省・市の5万1216人がワクチンの接種を受けた。