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ベトナム交通運輸省はこのほど、全ての国からベトナムに入国する者に対して14日間の集団隔離措置を適用することを航空各社に通知した。
今回の決定は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防国家指導委員会の指導に従ったもので、3月21日0時より実施となる。外交・公用目的で入国する者については、外交用施設や宿泊先で政府監視のもと隔離される。
航空各社は、乗客の健康申告書を準備し、入国の際は100%の提出を義務付ける。さらに航空各社は、空港ターミナルに入る際は乗客全員に検温を行うほか、規定に従って機内の清掃と消毒を行わなければならない。
また、ハノイ市ノイバイ国際空港とホーチミン市タンソンニャット国際空港の隔離施設の処理能力では限界があるため、今後、国際便がベトナムに来る際、航空局は航空各社に対して、◇バンドン国際空港(東北部地方クアンニン省)、◇フーカット空港(南中部沿岸地方ビンディン省)、◇カントー国際空港(南部メコンデルタ地方カントー市)やその他の空港に着陸するようアナウンスしなければならない。
これに先立ち、COVID-19予防国家指導委員会は、ASEANや米国、中国、韓国、ヨーロッパ各国を含む世界59か国および直近14日間に同59か国を経由して第三国からベトナムに入国する者に対し、国の施設での隔離措置を適用することを決定し、全国63省・市の地方自治体宛てに公文書を送付していた。