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ホーチミン地タンソンニャット国際空港で21日午後11時10分ごろ、離陸準備をしていたベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)のホーチミン発大阪行きVN320便がタラップ車(パッセンジャーステップカー)と接触して機体に穴が開く事故が発生した。
この事故により、ボーイング787-9型機の機体に20×20cmの大きな穴が開いてしまったため、運航スケジュールの変更を余儀なくされた。同便に搭乗予定だった乗客265人は翌日、別の便で大阪に向かった。
タラップ車はHVNの子会社であるベトナム空港グランドサービス(Vietnam Airport Ground Service=VIAGS)が所有しているもので、社員のL・D・Bさんが操縦していた。
Bさんによると、タラップ車を航空機の入口に移動させている間に、オートマティックトランスミッション(ATミッション)が突如として誤作動を起こしたという。なお、アルコール濃度検査では、Bさんに「酒気帯び」または「飲酒」は認められなかった。
このタラップ車の車齢は約20年。ATミッションが誤作動した事実が確認されれば、事故は不可抗力とし、同事故による被害については保険会社に請求することができるという。