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ベトナム民間航空局(CAAV)は20日、紅河デルタ地方ハイフォン市のカットビー国際空港の航空管制官2人に対し、民間航空分野の行政違反行為があったとしてそれぞれに750万VND(約3万6900円)の罰金を科すと共に、ライセンスを2か月間剥奪する処分を決定した。
2人は、3月9日午後7時から翌10日午前7時30分までの勤務についており、格安航空会社(LLC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)のハイフォン発ソウル行きVJ921便の出発と、ホーチミン発ハイフォン行きVJ292便の到着の管制業務を担当していた。
しかし航空管制官T氏(31歳)は、9日午後9時40分から午後11時15分までの間に居眠りをし、2機の機長からの計39回の呼び掛けに応答せず、出発や到着を約30分遅延させた。また、同僚の航空管制官C氏(60歳)も、勤務時間中の9日午後9時40分から10日午前5時40分まで持ち場を離れていた。
CAAVは、カットビー国際空港管制塔の業務状況の全面的な調査を継続すると共に、ベトナム航空管制総公社(VATM)に対し、今後同様の事故の発生を防止する対策を講じるよう指示した。