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ホーチミン市ビンチャイン郡タンキエン村で16日、新たな小児病院が開業した。同病院は同市における2020年までの医療ネットワークプロジェクトの一環として展開されているタンキエン高技術医療区内に建設された病院の1つで、国内初の小児医療に関する技術発展に特化した病院となっている。
同病院の用地面積は12万4700m2で、投資額は4兆5000億VND(約230億円)、病床1000床、臨床及び準臨床検査室10室を有し、市内の小児病院における患者の飽和状態の緩和や南西部地方の患者に対する適正な医療サービス提供に寄与することが期待されている。
また、国内で初めて膜型人工肺(Extra Corporeal Membrane Oxygenation=ECMO)を導入しているほか、ハイブリッド手術設備やMRI、256スライスのCTスキャナを設置。国内の小児病院として初めて放射医学科を設け、小児がん患者に放射線治療を実施することが可能となっている。
同病院では当面の間、主要スタッフに加えホーチミン市第1・第2小児病院からもスタッフが動員されるほか、市内に所在する病院の各科から技術支援が行われる。また今後はファムゴックタック医科大学やホーチミン市医薬大学と提携し、小児科医の育成にも力を入れていく。