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北中部地方トゥアティエン・フエ省人民委員会はこのほど、同省名物の麺料理「ブンボーフエ(Bun bo Hue)」の商標の管理・使用に関する規定を打ち出した。同規定は19項目から成り、「ブンボーフエ」の商標登録、ロゴマークの交付・使用、登録取り消しなどに関する規定が盛り込まれている。
商標登録には、原材料の品質や衛生、調理方法、辛さなどの基準をクリアしなければならない。同省観光協会が登録を管理し、ブンボーフエを提供する店で商標の使用を希望する場合は、同協会に申請する。ロゴマークは、水色の「ブンボー(Bun bo)」の文字と紫色の「フエ(Hue)」の文字を組み合わせたデザインとなっている。
同省人民委員会は現在、商標登録を開始するための手続きを進めている。同委員会の責任者は、今回の商標登録に向けた動きについて、「海外組織に先に商標登録されることを防ぐための措置でもある」と語った。また、同協会の責任者によると、商標登録は強制ではないが、基準をクリアしない店は「ブンボーフエ」ではなく「ブンフエ(Bun Hue)」などの看板を使用することになるという。
なお、同省当局は「ブンボーフエ」だけでなく、アキアミ発酵調味料「マムルオックフエ(Mam ruoc Hue)」やカユプテオイル「ザウチャムフエ(Dau tram Hue)」など他の特産品についても商標登録を計画している。国内外の市場に高品質なフエの特産品を安定供給し、フエの文化的価値を高めると共に、国民の生活水準向上に繋げていく目的だ。
「ブンボーフエ」はフエを代表する麺料理。スープはピリッと辛く、米麺はやや太く丸いのが特徴だ。具はスライスした牛肉や豚足、豚肉やエビのつみれなどで、たくさんの香草を入れて食べる。ホーチミン市にあるブンボーフエの美味しいお店については、ベトジョーライフ(VIETJO LIFE)の「ブンボーフエの美味い店3選~HCMの味は本場以上?~」を参照。