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ベトナムでは現地時間3月9日6時30分ごろ、太陽の一部が月によって覆われ、太陽が欠けて見える部分日食が観察できる。インドネシアなど一部の東南アジア地域では、皆既日食となる。
天文学者によると、ベトナムでの最大食分(太陽が月に覆われた度合い)は59%強。食分は北部よりも南部の方が大きくなる。
部分日食が観察できる地方とその食分は、◇東北部地方ハザン省ドンバン郡ルンクー町(16.78%)、◇ハノイ市ホアンキエム区(22.28%)、◇北中部地方タインホア省ビムソン町(24.57%)、◇同トゥアティエン・フエ省フエ市(34.76%)、◇南中部沿岸地方クアンナム省タムキー市(37.59%)、◇同カインホア省ニャチャン市(48.13%)、◇東南部地方ドンナイ省ロンカイン郡(51.88%)、◇ホーチミン市フーニュアン区(52.20%)、◇メコンデルタ地方カマウ省ゴックヒエン郡ダットムイ村(59.43%)などとなっている。
21世紀に入ってからベトナムで日食が観察できるのは今回が6回目。次に再び日食が観察できるのは2019年末と予想されている。