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公安省傘下の刑事警察局(C45)は28日15時ごろ、ホーチミン市7区フーミー街区にある家屋の庭で、停車していたタンクローリーからジェット燃料を吸引し別のトラックに運搬していた容疑者ら7人を窃盗容疑で現行犯逮捕した。
警察は同時に同市タンビン区バクダン通りにある別の施設の立ち入り検査を行い、ジェット燃料や書類などの証拠物件を押収すると共に、犯行に関わったと見られる他の容疑者らを逮捕した。容疑者らの詳細は明らかにされていないが、警察は引き続き捜査を進めているという。
盗まれたジェット燃料は格安航空会社ジェットスター・パシフィック(Jetstar Pacific Airlines=JAP)が購入したもの。同グループは、輸送途中のジェット燃料を吸引して売りさばく手口で同社を狙い、犯行を繰り返していたものと見られている。
なお、30日にも別のジェット燃料窃盗ルートが摘発された。ジェット燃料有限会社(VINAPCO)の告発を受け、タンソンニャット国際空港セキュリティセンターが張り込み調査を行ったところ、同日午前0時過ぎごろに同空港の柵付近で、同社の従業員2人が同社のタンクローリーからジェット燃料を吸引し、別のグループが運転するトラックに運搬しているところを発見。通報を受けて駆け付けた警察は容疑者らを逮捕し、裏付け捜査を進めている。