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ホーチミン市10区8月革命通り285/46番地にある、化学をテーマとしたビアクラブが人気を集めている。オープンしたばかりだが、他にはない「試験管ドリンク」を体験するため、多くの客が訪れているという。
この店の食器類は、全て医療器具を転用したもの。料理はステンレス製のトレイで、ヌクマム(ベトナム魚醤)などのタレは注射器で、ドリンクは試験管で提供される。食器類だけでなく、もちろん内装も化学をイメージ。更にスタッフはナース姿で接客をするというこだわりようだ。
店の設計やデザインまで手掛けたオーナーは、なんと1990年生まれの若い女性。メコンデルタ地方バクリエウ省出身のチュオン・ティ・シンさんは、店を訪れる客に珍しい感覚を味わって欲しいと思い、このビアクラブを始めたのだという。「大金を投じて新たな事業を始めるというのは、賭けでした。でも、新しもの好きの人々がサポートしてくれると信じていました」とシンさんは話す。
店のスタッフは、まるで化学者かのようにドリンクを調合し、試験管に流し込む。オリジナルのカラフルなドリンクもあり、見た目にも美しい。メニューの価格は4万~40万VND(約210~2100円)となっている。