(C) vnexpress, ビンズオン省で逮捕されたデモ隊 写真の拡大 |
ホーチミン市警察はこのほど、南部で先月発生した反中デモ隊による外資系企業襲撃事件について、反体制組織「ベトタン」が、越中関係の緊迫化により不安定になった群集心理を利用して引き起こしたものと結論付けた。
今年に入ってから、中国船によるベトナム漁船への妨害が相次ぎ、越中関係は不安定なものになっていた。5月に中国が南シナ海で一方的に石油掘削を開始したことで、国民の中国に対する不満は極限まで高まり、全国各地で反中デモが発生した。
東南部ビンズオン省では、暴徒化したデモ隊が工業団地に入居する外資系企業を襲撃し、施設を破壊したり、窃盗を働いたりして約1000人が逮捕された。ホーチミン市の工業団地・輸出加工区でも反中デモが発生し、警察は134人を逮捕、このうち23人を起訴した。