(C) tienphong, 事故があった飛行機、前輪のタイヤが1本脱落している 写真の拡大 |
ベトナム航空(VNA)によると、21日午後、ハイフォン発ダナン行きVN1673便の前輪のタイヤが1本、飛行中に脱落し、そのまま着陸していたことが明らかになった。22日付ティエンフォン紙(電子版)が報じた。
タイヤが脱落したのはVNAが国内線で使用しているATR72型機で、同日12時45分に北部ハイフォン市のカットビ空港を出発、定刻通り14時15分に中部ダナン市に到着し、乗員乗客は全員無事に降機した。しかしその後、VNAのエンジニアが着陸後に点検を行った際、前輪のタイヤ1本が脱落しているのが見つかった。
この事故を受け、VNAはATR72型機の使用を一時中止としたほか、ベトナム航空局に事故の概要を報告。同社は現在、航空機メーカーなどと協力し、タイヤ脱落の原因調査を急いでいる。なお、今回事故が発生した航空機は、2009年10月13日から使用されているもので、先月21日に定期メンテナンスを受けたばかりだった。
なお、ベトナム航空局は25日、このタイヤ脱落事故について、当初飛行中に脱落したと思われていたタイヤが、北部ハイフォン市カットビ空港の敷地内で見つかったと発表した。タイヤは、25日午後3時頃、同空港の職員により滑走路から1150メートル程離れた通水路で発見されたという。
※最終更新:2013年10月31日13:07JST