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全国の5歳未満の肥満児童数は30万人を数え、このうち8万6000人は5大都市(◇ハノイ市、◇ホーチミン市、◇北部ハイフォン市、◇中部ダナン市、◇メコンデルタ地方カントー市)の乳幼児であるという。26日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
社会医学研究所がこのほど開催した「都市部の子どもの栄養状態」に関するセミナーで、ホーチミン市保健局が明らかにした。5大都市の中でもホーチミン市の肥満率は群を抜いており、世界平均を上回る水準だという。
また、栄養研究所のレ・バック・マイ副所長によると、乳幼児の肉やチーズ、牛乳などの摂取量が最も多いのは東南部で、全国平均の2~3倍となっている。国際連合児童基金の栄養学専門家も「ベトナムにおける肥満児童数の増加率は憂慮すべきレベルにある」と警鐘を鳴らしている。
なお、ベトナムにおける肥満児童の増加率は2004~2011年が年5~11%だったのに対し、2011~2013年には年15~21%まで大幅に上昇している。