3日午前4時ごろ、ホーチミン市の5区・1区と4区第1地区を結ぶグエンバンクー橋の支橋で、3人乗りバイクがスピードを出し過ぎて橋の欄干に激突し、3人とも欄干を飛び越えて下のベンゲー運河に落下する事故が起きた。現場近くにいた人が2人を救助したが、1人はその後遺体で発見された。
4区第1地区警察によると、グエンバンクー橋が開通した今年4月30日以来同様の事故が立て続けに起きており、今回の事故で6件目だという。橋から運河の水面までは7.5メートルの落差があり、6件の事故で1人が死亡、7人が負傷している。
事故現場の支橋は幅が狭いうえカーブしており、欄干の高さは80センチメートルほどしかない。同市第1都市交通管理区によると、欄干は規定どおりに作られスピードも時速20キロメートルに制限されているが、それを守らないドライバーが事故を起こしているという。同管理区では網フェンスを張るなどの対策を検討するとしている。