保健省は17日、全国の民間病院の代表者らとの会議を開催し、民間病院の現状や問題点を指摘した。
近年民間病院の発展に伴いさまざまな問題が生じており、特に治療に関するトラブルが目立っている。保健省診療管理局のレ・ゴック・キン局長によると、伝染病科や遺体安置所のある民間病院はなく、およそ半数の民間病院は設備や衛生状態に問題があるという。同局長は、多くの民間病院が医薬品の管理規則に違反しており、利益を得ようと必要性のない高価格の新薬を患者に処方するケースも少なくないと指摘した。また▽専門外の治療を行う▽治療法や処方薬を事前に明らかにしない▽他病院と患者を奪い合う――などの病院もあるという。
政府の計画では、民間病院の国民1万人当たりのベッド数は2010年までに2床、2020年までに5床とすることを目標としているが、現時点では0.7床にとどまっている。民間病院は現在全国に94施設あり、うち89施設が現代医学の病院で残りは伝統医学の病院。