資源環境省水資源管理局は22日に開かれた「資源の開発・持続可能な利用と保護に関する国家目標プログラム」案の策定に関するセミナーで、ベトナムの水資源に限りがあることが最近になってようやく問題視されるようになったと強調した。
以前は多くの人がベトナムの水資源は生活に必要な水量を今後も十分に供給できるとみていたが、実際には乾季に水量が急速に低下している。また、水の浪費や各産業間の水使用に関する協力の欠如などが、水不足問題に拍車をかけている。
資源環境省によると、「2010~2020年の期間における資源の開発・持続可能な利用と保護に関する国家目標プログラム」案は年末に水資源に関する国家評議会に提出される予定。このプログラムには、水資源の開発・利用・保護に関する経済的対策の強化、河川流域委員会と流域事務所の設置、河川流域計画の策定と全国データ情報システムの設立などの案が盛り込まれている。