ホーチミン市医薬大学病院呼吸器科のレ・ティ・トゥエット・ラン医師は15日、教室内での教師の喫煙が原因でぜん息の発作を起こした中学校の生徒(14歳)が緊急入院した事実を明らかにした。
ラン医師によると、この生徒は今月10日呼吸困難や激しい胸の痛みを訴えて救急搬送され入院したという。現在は退院しており、自宅で療養している。生徒の父親は、子どもにはたばこの煙を避けるため活性炭入りマスクを常に携帯させているが、今回は教師の喫煙に気付くのが遅くマスクの装着が間に合わなかったと話している。
ラン医師は、チョークの粉や清掃時のほこり、特にたばこの煙はぜん息の子どもにとっては危険だと指摘、子どもたちが1日のうち4~8時間を過ごす学校は安全な場所でなければならないと学校側の対応を求めている。