政府首脳は3日、拡大ハノイ市開発計画に関するアイデアについて、日本を含む3つの外資系コンサルティンググループから意見を聴いた。意見を発表したのは▽磯崎新アトリエ(日本)とメトロポリタン・アーキテクチャ(オランダ)のグループ▽ポスコE&C(韓国)、ジナ・アーキテクト(米国)、パーキンス・イーストマン(米国)のグループ▽RTKL社(米国)。
磯崎新アトリエとメトロポリタン・アーキテクチャのグループは、交通や通信網などで連結された多極都市モデルを提案。ポスコE&Cなどのグループは同市面積の60%を緑地とする案を、RTKL社は市内に5つの衛星都市を設けそれぞれ別の機能を持たせる案を提出した。
建設省によると、今後選考評議会の意見に基づき、グエン・タン・ズン首相がコンサルティンググループを決定、契約を交わすことになるという。