保健省は17日、北部ハナム省在住の男児(11歳)が鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染して死亡したと発表した。男児の家では2月末に飼育していたニワトリ10羽が原因不明で死んだが、同じころ元気なニワトリ数羽をさばいて食べたという。男児は5日に発病、8日に地元病院に入院し、11日にハノイ市の中央小児病院に移送されたが14日に死亡した。
鳥インフルによる死者は今年に入って5人目、通算では52人目。国立熱帯伝染病研究所のグエン・ホン・ハー副所長は、H5N1型ウイルスは変異しつつあるため、最近ではこのウイルスに感染した場合の死亡率が90%近くに達していると警告を発している。