ホーチミン市ホックモン郡にある韓国系タスコビナ社で18日午前、同社工場で働く女性従業員18人が作業開始から30分ほどで次々に気を失い、ホックモン病院に救急搬送された。同病院のホア医師によると、失神の原因は低血糖によるものでブドウ糖の投与後、引き続き内科で経過を観察している。
同社のホー・ティ・ゴック・チャン出納責任者兼労働組合副委員長(自称)は「従業員は幽霊を恐れて失神した。従業員は200人いるがみなきちんとケアされており、過労のせいで失神したわけではない」と話している。しかし、病院に搬送された従業員らは「幽霊を怖がったなんて作り話」と否定。従業員のファム・ティ・ジエムさんは「この2週間、毎日のように午後5時から8時半まで残業があった。17日は午後8時半になった後も女性従業員はさらに9時半まで、男性従業員は夜中の午前1時まで残業を強いられた。疲労がひどいため、上司に残業を免除してほしいと申し出たが、『帰るものは解雇する』と言われた」と語った。