ハノイ市のベトドク(越独)病院は今月19日から22日にかけて、市内の幹線道路5カ所でバイク乗車時のヘルメット着用に関する調査を実施した。
それによると、観察した1万1604人のうちヘルメット未着用者の割合は全体の0.8%(96人)とかなり低かったが、88.9%が誤ったヘルメットのかぶり方をしていた。主な例では▽あごひもをあごの先端に固定するよう設計されているにも関わらず、あごの深い位置で固定している▽あごひもを緩めて着用している▽あごひもの止め具を固定しない▽前後逆にかぶる▽ヘルメット内側の緩衝材を取り外している−などのケースがあった。
専門家らは、ヘルメットを誤った方法で着用すると、事故発生時に頭部を守る能力が正しい着用方法に比べ30~50%低下すると警告している。