ホーチミン市ビンタイン区の市場管理チームは5日、営業登録もせず食品安全衛生に関する証明書も取得しないまま20年近くにわたって同区内で肉まんを大量生産していた製造所を摘発した。この製造所で生産された肉まんは市内各地に出荷され、1個3000~4000ドン(約21円~28円)で販売されていた。
製造所は面積10平米にも満たない場所で、原材料は直接床に置かれており、洗面所の中で1日数千個の肉まんを製造していた。原材料は安全性が確かでない格安のものを購入、作業服の着用はおろかビニール手袋もせず、不衛生な調理器具を使用していた。調査団によると、豚肉は異臭がしたが変色はあまりしておらず、化学薬品を添加していた疑いがあるという。