メコンデルタ地方ロンアン省総合病院によると、2006年に農薬や殺虫剤を服用して自殺し同病院に搬送された人の数は214人に上り、今年も1~8月までの期間に同様のケースが120件確認されているという。また、同省内のタインホア郡でも今年になって農薬や殺虫剤で服毒自殺をした33人が地元の病院に搬送されている。同省全体では農薬服毒自殺が自殺者全体のおよそ3分の2を占めている。
医師によると、農薬や殺虫剤を服用して自殺を図った場合でも、早く発見されて適切な処置を受けることができれば命を落とすことはないが、自殺未遂者が以前のような健康状態を取り戻すことは困難だという。